中学生最後の夏 暑い夏 | Linen.Vivify たのしい時間

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地球にやさしいお洋服を作っています。ここでは日々の想いも少しずつ。

こんにちは。
毎日手に取りたくなるお洋服を
セミオーダースタイルで。
ハンドメイドビビファイ田中恭子です。

今日は子育てのお話。
よかったらお付き合いください。


◎◎◎

先日、ほんとにほんとに久しぶりに
長女と2人だけでのお出かけ。


思えば、ここのダルマさんに
どれだけお世話になったことか。
毎年顧問の先生が
ここのダルマを用意してくれてました。

はじめまして。
やっとお参りに来れました。




もうすぐ 大事な大事な部を後輩に受け渡す。

完全燃焼で夏まで突っ走る予定のはずが
コロナで全国大会もなくなり
春も夏もたくさんの大会がなくなりました。

大会を通してたくさんの事を
後輩に伝えたかった。
伝えられるはずだった。


自粛期間も走り込み、筋トレを続けて
なんとか気持ちを保ってきた。

今まで引っ張ってくれた顧問の先生も
転勤でおらず
自粛明けの部活再開に
とにかく焦り、まわりの部員たちにも
必要以上にイライラしてたと思います。


みんなも辛かったと思うのに
みんなも頑張って
気持ち上げていきたかっただろうに
なかなか難しかったよね。
コロナめ。だよね。
本当にごめんね、みんな。





部活の時だけは笑 
かなり気を張っているらしく
次女がこの春から同じ部活に入ったのですが
家とのギャップに本気で驚いていましたが


部長がかかえる重圧って
想像を超えるものがあるんだろうな。

どうしたら今までみんなで築き上げた

「応援されるチーム」
「誰かのために全力で」

戦える気持ちの熱いチームを
次の世代に引き継げるか。


毎日まいにち朝から晩まで
そんな事考えてたから
どなってどなって
練習の後に自分の部長としての
力不足に涙涙の日々。
ついにこの日、実は朝練のあと
学校から帰ってきちゃったんですね。

なんか嫌な予感はしてましたが。
(受験生よ、授業うけてくれーワタシガ泣キタイ)




もう、家にいても仕方ないので
連れ出した次第です。
ごめんなさい、学校の先生たち。
もう仕方ないね、担任も保健室の先生も
連日の彼女の心の動きを
よく分かってくれてるので甘えました。


ぼーーーーっとダルマたちと会話し。
手を合わせ。

想いはここにある。

そう思えたのかな。
もしかしたら転勤した顧問の先生の存在を
ここに探しに来たのかもしれない。
もう簡単に会えないし、頼ることも出来ない。


人の心を動かす人に。

なりたい。




暑い夏が もうすぐ終わろうとしています。

今年はつらい苦しい想いを
たくさんの学生たちも
抱えていることと思います。

今、一生懸命になったことは
たとえ大会がなくなっても
決して無駄ではなくて。

かならずこの経験が
プラスになる時が来るから。

最後まで自分を仲間を信じて
やりきって欲しいなと思います。


◎◎◎

後日談ですが、勝尾寺で切り替えた彼女。
やっぱり想いは伝わるもので
かわいい後輩たちが
急にグンと成長を見せてくれて
あれやこれや率先して動く姿に
長女もホッとして「もう任せられるかも」と。

ようやく最後の大会に向けて
気持ちを集中させています。

現顧問の先生も素晴らしい方で
なんと週一で前顧問の先生と連絡を取り合って
部を作り上げてくださっていて
ほんとにほんとにこんな事って
奇跡だな、と思うのです。

青春て、いいな。

私も負けてられない。


対抗する44歳でした。笑